おすすめコンテンツ
かまたベリーセッションEMLでかけた曲たち。
かまたベリーセッションEMLでかけた曲たち。Bellydance Music DJ.みんな、最後にかけた曲は気になったんじゃないかい?
踊れ!奏でろ!半分なっ!
Yarım Hava Çalsana(ヤルン ハワ チャルサナ) スーザン・カルデシの2013年の曲なんだけど、コテコテのロマ曲で全くの新曲って少ないのでなかなか希少です。(だいたいがスタンダードのカバーだったりするので)カルシラマも非常にわかりやすく、雰囲気的にも聞きやすい。そしてロマ特有の、歌詞がノリだけで作ってるので、さっぱり意味わからないのも多分に漏れず。そもそもタイトルになってる「Yarım hava(ヤルン ハワ)」が解らない。Yarımは(抽象的なもの)"半分"という意味で、Havaは日本語で言う「空」であり、空気、そら、天気、雰囲気、などの意味をもつ。で、何が半分なのさ?世界が半分なんか?わかる人いたら教えて欲しい。そして、ロマ曲の歌詞に出てくる常套句がわかりやすい。絶対にあるのが「oynasana(オイナサナ)」「çalsana(チャルサナ)」これは「Let's dace, let's play!」という意味で、踊れ演奏しろ!と煽ってるわけ。そして、今回の歌詞にはなかったらけどロマ曲は「Yoldan(ヨルダン)」というのもよく聞く。直訳すると「道から」という意味だが、つまりは何かあるたびに外に出て踊るというロマ文化を表してるんでしょう。まあ、とにかくロマ曲は同じ音階、キー、歌詞を使われてるので、どれを聞いても同じように聞こえるんだけど、それが様式美だと思っています^^ ちなみMVはシンプルだけど結構好き。ひとりのダンサーが踊ってるんだけど、ロマダンスの基礎中の基礎をみせてくれてる。というか、そもそも日本でいう盆踊り的なもので「基本とかそういうのじゃなくて、みんな普通に踊れるでしょ?」という土着的な感じがロマです。(流浪なのに土着ってなんか矛盾してるけど^^;)https://youtu.be/CnMmGLEPgO4 プレイリスト:青梗菜食べた →Tr.08 Yarım Hava Çalsana Spotifyは無料会員でもフル尺聴けますのでお試しくださいhttps://support.spotify.com/jp/article/spotify-free/
荒っぽいけどこういうの好き(ストリート・ダラブッカ)
イスタンブールはイスティクラル通りのストリートミュージシャンのダラブッカソロ演奏。音楽的には「うるさい」「詰め込みすぎ」「抑揚がない」とかいくらでもつっこめるけど、この荒っぽさがとても良いね。男の子は「強くて速い」の大好きでしょ^^。現地にはこういうプレイヤーがたくさんいるんだよね。ちなみに、この人が使ってるダラブッカは日本円で5,000円くらいの安物です。(実際に買ったことある)にもかかわらず、これだけの音を出せることはすごいことなんですよ!
"Mastika" 飲み過ぎ注意!
Mastika(マスティカ) 9拍子の酔っ払いソングの代表格「マスティカ」。これはアルコール度数が異常に高く、瓶に入ってるときは無色透明だけど、飲むときに水を注ぐと乳白色(ほぼカルピス色)になるお酒のこと。アルコール度数が高いくせに美味しいので、ダメ人間をどんどん製造していく悪魔の飲み物だ。そんなお酒の名前を冒頭から連呼して、タバコはマルボロって、もうドヤ街の日雇い労働者だろ、と言わんばかりの曲だ。歌詞もお馴染みの「ワカワカラン」内容になっている。一部Google翻訳にかけてみた。 マスティカマスティカマスティカのボトルマスティカマスティカタバコはマルボロ あの娘にペンキの缶をもらって自分を塗りつぶそう マスティカマスティカマスティカのボトルマスティカマスティカタバコはマルボロ 片手に口紅、もう片方に鏡美しい貴女にぴったりだ!オーマスティカ いや、もうダメでしょ。酔っ払いの境地でしょ(´A`)まあ、ロマ曲というのは大体こういうノリだけで歌ってる曲が多いのですが、トルコ系の曲は必ずと言っていいほど韻を踏んでおり、マスティカも韻を踏むためだけに作られた言葉が綴られてるというのがよくわかります。トルコ曲の歌詞の面白さはまた今後解説しますので、まずはこの曲で酔っ払ってください^^ プレイリスト:青梗菜食べた →Tr.03 Mastika Spotifyは無料会員でもフル尺聴けますのでお試しくださいhttps://support.spotify.com/jp/article/spotify-free/
"Rampi Rampi"は酔っ払いなのか?
Çadırımın Üstüne(チャルドュヌン ウストュネ) 日本では「ロンピ ロンピ(Rampi Rampi)」という名前のほうが通じるかもしれない。一応公には「Çadırımın Üstüne(チャルドュヌン ウストュネ)」という名前である。昔のトルコの曲には曲名をつける習慣がなく、大体が「歌詞の歌い出し=タイトル」という結構いい加減な感じが多く、同じ曲なのに違う呼び名が多いのはこのせいなのだ。さて、肝心のこの曲の解説だが…9拍子カリシュラマの代表曲として扱われることが多いが、ロマ音楽というのは、ノリだけで作ってるので意味不明が多い。このタイトルも「私のテントの上で」なのだが、歌詞をみても何を言いたいのかさっぱりわからない。トルコ語の先生に翻訳をお願いしても"意味不明"で返されてしまった。俗説的には酔っ払いの歌、ということだが、まあ、確かに曲聴いたら感じるよ。お前酔ってるダロ(∋_∈)。 プレイリスト:青梗菜食べた →Tr.02 Çadırımın Üstüne Spotifyは無料会員でもフル尺聴けますのでお試しくださいhttps://support.spotify.com/jp/article/spotify-free/
はじめての9拍子 "Rumeli Karşılaması"
Rumeli Karşılaması(ルメリ カルシュラマス) たくさんのひとにカバーされている9拍子の曲のひとつRmeli(ルメリ)とは今のトラキア地方(イスタンブールの西側、南バルカン地方)を示す昔の言葉で、Karşılama(カルシュラマ)とは、9拍子の代名詞によく使われるが、元はその地方のラインダンスのこと。軽快なメロディーとわかりやすいリズムが9拍子の入門には最適でバッキングのフレーズも「タンタンタンタタン」と、言葉にしやすい。オリジナルは不明だが、独自の調査ではどうやら『Üçkağıtçı』という映画のテーマ曲として『Esin Egin』が演奏されたものが最初らしい。(←情報知ってる人がいたら教えてください) Spotifyは無料会員でもフル尺聴けますのでお試しくださいhttps://support.spotify.com/jp/article/spotify-free/